ボーンブロスとの出会いは、私の妻が病を患い、それに伴って食事の見直しを始めたことがきっかけでした。
昨今では健康意識の向上から様々な健康食と呼ばれるものが溢れている中で、このボーンブロスは海外(とくにアメリカ)での認知度は高く、昔から飲む習慣があるとのことでした。
ボーンブロスを題材とした書籍もいくつか出版されており、またニューヨークを中心に海外セレブの中でブームとなり、認知が一気に広がったといいます。
一方で日本ではまだ馴染みがなく、最初はあまり期待をしていませんでした。
しかし、日々の食事に対する意識を変え、まずは家族の中でボーンブロスを中心としたシンプルな料理を基本としたところ、妻のからだの調子がととのい、徐々に元気に生き生きとしていくように感じました。
このボーンブロスで病気が治ったわけではありませんが、からだの調子をを良い方向へ回復させる助けとなったことは実感することが出来ました。
【ボーンブロスとは?】
ボーン【骨の】ブロス【だし】とは、動物の骨をじっくり、ゆっくり煮込み、骨(主に骨髄)から得られる栄養素を可能な限り抽出した栄養たっぷりスープのことを指します。
野菜と一緒に長時間煮込み続けることで、食材の栄養素がからだに吸収されやすい大きさまで細かく分解され、より栄養補給がしやすいスープとなっているのが特徴です。
試行錯誤しながらコロナ禍で勉強した発酵の世界で、酵素がタンパク質を「うまみ」に変える仕組みを知りました。
そして、それらの知識からボーンブロスを作る際に、鶏を塩麴で発酵させてから出汁を抽出するというオリジナルの工程を加え、「うまみ」を捉える日本人の味覚との相性が良い【発酵ボーンブロス】を開発することが出来ました。
家族の健康のため。そんな家族への愛情から生まれたスープ。
BONEBROTH STAND OKINAWAの手作りでからだに優しいスープを通して、
あなたの生活の中でボーンブロスをより身近に、そして気軽に生活の中で取り入れていただけるように。
自分自身を大切にするきっかけとなり、そしてあなたの大切な人へ思いやりを伝えるきっかけとして
役に立てるように願っています。
奥谷宏司(工場長)
岐阜県生まれ。辻調理師専門学校からフランス留学を経て卒業。帰国後にフランス料理、イタリア料理専門店にて修行を重ねた。2019年、闘病中の妻のからだを支えるべく出会った「ボーンブロス」に魅せられ、試行錯誤を何年も繰り返し日本人に好まれるように旨味を引き出した「発酵ボーンブロス」を開発。そして2023年、ボーンブロスだけでなく、様々な素材と掛け合わせたオリジナルスープを種類豊富に提供する発酵ボーンブロス専門店「BONEBROTH STAND OKINAWA」を開業し独立。より多くの人へボーンブロスの良さを伝えるため、「1杯のボーンブロスから始まる毎日。からだを内側から温め、ととのう。」をコンセプトに沖縄で活動している。